チマヨベストブログ

チマヨ織りのお宝情報満載

【ORTEGA】オルテガベスト個人輸入の方法まとめ ~公式サイトでの購入方法から送料・関税、消費税までショップ店長がすべて公開!

2017年8月22日追記

オルテガベスト(ORTEGA)個人輸入の方法まとめ

f:id:narrow-gauge-shop:20161031121931j:plain

オルテガ公式オンラインショップでの注文手順を解説いたします。手順の解説というほど複雑でもなければ難しいこともありません。いくつか注意点があるだけです。送料や関税、消費税にも触れて解説しています。ショップ店長である私が実際に海外通販でオルテガのチマヨベストを購入してみました。

注文前に確認

1. ベストの注文は最大5枚まで
2. 選べる色はブラック、ライトグレー、ターコイズ、スカーレット、ホワイトのみ
3. サイズは34~42まで偶数刻み
4. ロングコート、ポンチョ、小物入れなどの作品は現在購入不可
5. チマヨ柄以外(ロードランナーなど)、ビンテージ仕様のライン入りなどは不可

かなり前の話ですが、私はサイトで選べる5色以外のベストやブランケットのロードランナー柄を織って欲しいと何度もロバート氏に頼みました。しかし答えはいつも同じで、チマヨの店舗に来てくださいと丁重な返答をいただくばかりでした。

(2017年7月~)オルテガ公式サイトの変更点

2017年7月よりオルテガ公式通販サイトにて、販売価格と購入可能な作品に変更がありました。

  1. ロングコートとポンチョの販売休止
  2. べストほか販売価格の変更

今までは公式サイトでも購入できたロングコートとポンチョが現地注文のみとなりました。また価格はポインテッド(ショート)タイプのベストが$168→$175、スクエア(ロング)タイプが$175→$190に変更となりました。

数年前より原材料(毛糸)価格が上がっているとロバート氏が頭を抱えていたのは知っています。これははっきりと聞いたわけではありませんが、ベテランの織師さんが続々引退して後継者不足も原因の一つではないかと思っています。若手織師さんを育てる必要もあるでしょうし、その中で高品質を保つためには人件費を削減できない事情があるのかも知れません。


オルテガにこだわる理由

私の不躾なメールに対して、毎回丁重に返答してくださったロバート氏には頭が下がる思いです。海外とのやり取りでは問い合わせを無視されることも珍しくありません。しかしロバート氏は、拙い英語でしつこく頼み込む私を決して無視することはありませんでした。私たちのオルテガに対する強い思い入れは、そんなロバート氏の人柄なくして語ることはできません。


インディアンか

オルテガのロバート氏に問い合わせる際には、どうか彼らの歴史と伝統に対する敬意を忘れないでいただきたいと思います。オルテガやセンチネラに携わる方々、彼らは私達とは大きく異なる背景を持っています。基本的に職人さんでもあり、人種も文化も生活環境も大半の日本人とは異なります。チマヨ柄自体はナバホ族やアパッチ族の影響を受けているといわれていますが、彼ら自身はインディアンではなくスペイン系移民の子孫です。チマヨ織りはインディオ文化とスパニッシュ文化の融合であり、コミュニティと共に発展してきた歴史があります。

小売に徹するオルテガ

オルテガは卸売りをしていないというのは有名な話です。チマヨ織りは工場でバーッとつくられる工業製品と違い、職人さんが時間をかけてカタコトと手作業で仕上げる工芸品です。日本の職人さんにも、作品の性質を理解しない人には売りたくないと仰る方がいます。私たちは家業のお陰で幼少期より職人さんと接する機会が多くありました。だからかその辺の感覚も少しだけわかるのです。

 

購入手順

1. 公式サイトを開く

まずortegaの公式サイトを開き、画面上部の[Vests/Coats]をクリックします。

Ortegas Weaving Shop  → http://ortegasweaving.com/

f:id:narrow-gauge-shop:20161120083954j:plain

 

2. 商品とカラーの選択

ラジオタブをクリックすると色の選択ができます。

5色の中から選ぶことができますが、これはブランケットでもバッグでも同様です。

f:id:narrow-gauge-shop:20161120084124j:plain

ブランケットが見たいときには[Rugs/Blanckets]を、バッグやコースター、プレイスマット(ランチョンマット)などは[Accessories]をクリックします。Rug(ラグ)はカーペットより小さく、部分的にアクセントをつけるための絨毯です。ブランケットよりも太い糸で織られているので厚みのある仕上がりになっています。テーブルランナーは食卓の真ん中にズラーッと流すアレです。

f:id:narrow-gauge-shop:20161120084228j:plain

プレイスマットやコースターを5枚セット(set of~)で購入すると、全く同じ色柄5枚になることが多いようです。革細工の材料としてなど、バリエーションが欲しい場合にはバラで購入した方がよさそうです。最近ではプレイスマットの柄は中央にチマヨ柄ひとつになることが多いといわれています。数年前までは両側に小さく二つのチマヨ柄が施された作品がメインだったようです。こちらも手芸派には注意が必要です。

3. カートへ

ベストをカートに入れます。

ラジオタブで[Black]を選択して、[Add To Cart]をクリックします。写真では右のスクエアベストにラインが入っていますがライン入りを注文することはできません。

f:id:narrow-gauge-shop:20161120084258j:plain

 

4. カートで確認

[VIEW CART](黄緑の背景)で確認すると、ベストがカートに入っています。

pointedはポケット無しのショートタイプで、squareはポケット付きのロングタイプです。Qtyとは数量(quantity)です、ベストの注文総数が5枚を超えるとロバート氏からメールがきて修正することになります。

f:id:narrow-gauge-shop:20161120084437j:plain

 

5. 会計~注文完了

[VIEW CART]の右隣[CHECK OUT](黄緑の背景)をクリックして会計に進みます。

画面中央に#1~#7まで入力項目があり、その上にはマネキンがいます。いろいろ書いてありますがロバート氏曰く、現在は使っていないとのことなので無視して構いません

#1の空欄に希望のサイズを入力します。34~42の間で偶数で記入します。昔は35などの奇数もありましたが、そこまでサイズが厳密ではないため、あまり意味が無いように思います。現在は偶数刻みでのみ注文可となっています。

さいごに支払情報と発送情報を入力して[Submit Order]をクリックして注文完了です。

f:id:narrow-gauge-shop:20161120101028j:plain

 

6. 受注完了メールの到着

送料を含む総額の受注完了メールが届きます。

注文時期と数量にもよりますが、完成までおおよそ6週間~3ヶ月程度です。

ロバート氏から発送完了のメールが届いてから2週間前後で荷物が届きます受取時には関税と消費税(+通関手数料)を忘れずに用意しておきましょう

 

住所の記載に関して

オルテガのサイトにはCounty(都道府県)やCountry(国名)がないので、City(市区郡など)のところに一緒に書いておけばよいでしょう。これはオルテガだけに限りませんが、少しくらい記入場所が不明でも、伝票のどこかに住所がすべて記載されていれば(発送元が書いてくれさえすれば)よいのです。あとは世界一優秀な日本の宅配業者さんが確実にあなたのもとに荷物を届けてくれます。これはお世辞でも何でもなく、海外通販を利用するとその事実に気付かされます。(例:〒000-0000 東京都千代田区千代田0-0-0)

電話番号の書き方

尚、詳細住所や電話番号は海外で利用される(電話されても困っちゃいますね)というよりは、配達の際に日本国内で確認されるものです。よって海外の形式(+81-の後に最初の0を取って電話番号)で書く必要はありません。

クレカの選択

Card Typeの2番目、DiscoverというのはVISAやAMEXと同様に国際ブランドの一つです。日本では発行されていないためあまり知られていません。ここでは支払いに使用するカードの国際ブランドを4つの中から選択します。

翻訳機能

身も蓋もない話ですが、グーグルクロームの翻訳機能を使えば早いという声も聞こえてきそうです。しかしできるだけ英語には慣れ親しんでおくべきだと思います。主な理由として例えばドイツ語を日本語に機械翻訳してもピンとこないときに、文法体系が似通った英語に訳すとスッキリわかるということがあります。つまり英語にある程度親しんでおけばフランス語でもスペイン語でも怖くないということになります。ただし会話は除きますが、、

支払情報と発送情報は入力する内容が基本的に同じです。ここでは少しでも慣れるためにも翻訳機能の利用は最小限に留めることをおすすめいたします。これからは世界中から買って、世界中に売るのが当たり前になってきますので。

 

柄は選べない

オルテガ海外通販ではどんな柄が届くかわからないので不安、という声を聞いたことがあります。確かに実物を見て買うのとは異なり、一抹の不安は残るかも知れません。ですが実際に柄が気に入らず後悔したという話しを、私はほとんど(まったく)聞いたことがないのです。個人輸入する方は一度に複数枚のベストを購入することが多いようです。にもかかわらず今回の柄は気に入らなかった、失敗だったという声が少ないのはなぜでしょうか。

それは織り師さんが自分のためだけに仕上げてくれたということが、一つの大きな理由ではないかと思います。海外通販は誰かがセレクトしてお店に並べた作品を購入するのとはまた違ったロマンがあります。

それにチマヨ柄を見ていると、不思議とすべての作品が素晴らしく思えてきます。私たちはたくさんのチマヨ柄をみてきましたが、例えばチマヨの店舗に並んでいるときとホテルに戻ってベッドに並べたとき、帰宅して在庫整理をしているとき、お買い上げいただいて梱包するとき。これらはすべて柄の表情が異なって見えたりするのです。個人的に好みでないと思っていた柄が妙によく思えたり、お気に入りだった柄があまりピンと来なくなっていたりはザラです。これはチマヨ柄自体に良し悪しがあるわけでなく、あくまでその時々のインスピレーションみたいなものなので当然かも知れません。

 

送料と関税と消費税

注文時の注意点として、商品代金のほかに送料と関税さらに消費税がかかることを忘れないでください。予想外の出費に驚いてがっかりしないためにも、この部分はキチンと押さえておく必要があります。あまり細かく書くと分かりづらいので、できるだけざっくりと書いていきます。

送料について

オルテガはUSPSを利用して商品を発送しますUSPSとはUnited States Postal Service
の略で米国の郵便局の宅配サービスです。プライオリティメール(Priority Mail)の保証付き(Insured)で発送されます。保険が掛けられるため購入金額と数量(重量)により変動します。ベスト2~3枚とブランケットやコースターなど数枚購入すれば、送料はおおよそ3~6千円程度です。おおよそ過ぎて恐縮です。ブランケットやラグを大量に買うなどすれば送料はアップしますのでご注意ください。またUSPSはちょこちょこ値上げなどもあります。

関税と消費税について

あまりざっくり過ぎるのもあれですが、オルテガの個人輸入に限ったお話をすれば、商品代金の6割に簡易税率10%の関税が課されると考えてください。


例えばオルテガで50,000円お買い物すると、、

商品代金(50,000円) × 60% = 課税対象額(30,000円)
課税対象額(30,000円) × 関税率(10%) = 関税額(3,000円)

窓口若しくは玄関で荷物を受け取るときに、関税だけでなく消費税も支払います。

課税対象額+関税額(33,000円) × 消費税率(8%) = 消費税(2,640円)
※消費税は100円以下は切り捨てとなり、この場合2,600円になります


関税(3,000円)と消費税(2,600円)、さらに通関手数料(200円※USPSの場合)の合計5,800円を配達員さんに支払いようやく荷物を受け取ることができます。

厳密には関税率は通関時の解釈により異なる場合があり、課税対象額に送料が含まれるのかどうかなどもいろいろ変わってきます。上記はあくまで少量の個人輸入に限った数字で、購入金額と数量により変動することを覚えておいてください。たくさん買われる場合(ベスト5枚+ジャケットやブランケットなど)には必ずご自身で事前に調べてください。

消費税について追記

消費税は日本国内で消費される物品に課される税金です。外国人旅行者が日本国内の免税店で買い物をすると、国内では消費しないとみなされて輸出時と同様に消費税は免除されます。

尚、課税通知書の消費税欄に8%の記述がないのは、国税(6.3%)と地方税(1.7%)が分けて記載してあるためです。ちょっとわかりにくいので注意してください。

海外通販まとめ

個人輸入はあくまで自己責任です、安全だと言い切れるものでは決してありません。しかし少なくともオルテガに関しては信頼できるショップです。商品に瑕疵があった場合などにもキチンと対応してくれます。注文メールの対応はすべて現当主のロバート・オルテガ氏が直々に行っているようです。歴史と伝統に敬意をもって接すればレスポンスもよく、対応の丁寧さは日本のショップと何ら変わりません。

国土が広くクレジットカードも浸透している通販大国ですから当然なのかも知れません。信頼を積み上げてきたからこその8代目オルテガ・チマヨ・ウィービングであるといえるでしょう。実際に購入する際には、しっかりと下準備をした上で行ってください。

 

情報公開する理由

大切な気づき

ブログを始めてアウトプットすることで、自分が何を書きたいのか少し見えてきました。個人輸入 ≒ 海外通販に関する記事はたくさんあります。送料や関税のことを丁寧に教えてくれるサイトは山ほどある。そこではアタマのいい人たちが超わかりやすく解説してくれています。

にもかかわらず、なぜあらためて解説するのか。それは既に分かっている人たちが、分かっているがゆえに端折るところを説明できるかなと思ったからです。

スッキリまとまっている記事は、私にとって肝心な部分が飛ばされていたり省略されていることがあります。おそらく分かっている人はそんなところには引っかからないし、つまづかないのでしょう。でも私はそこが知りたいんだけどな…みたいなところです。スットコドッコイな私だからこそ、少しでもそのギャップに気付いて埋めることができるかも知れないと思ったのです。

以下の記事で買い付けの秘密をお話ししました。今回はオルテガの公式オンラインショップから海外通販する方法もお話ししました。しかしなぜショップである私たちが、個人輸入の仕方や現地に行って買おうと言い出すのでしょうか。


ショップで売れなくなる?

私たちはブログで海外通販の解説をしてもショップには影響がないと思っています。 その理由はシンプルで、海外通販では柄を選ぶことができないことと、選択できる色やサイズに様々な制限があるからです。

その他にもチマヨに行かないと買えない作品がたくさんあり、過去の作品やデッドストックは、たとえ現地に行ったとしてもそう簡単には手に入りません。私たちは情報公開することでむしろ裾野を広げる効果があると思っています。

f:id:narrow-gauge-shop:20161130070722j:plain

 

友人知人の要望

実はオルテガ公式サイトでの注文に関しては、以前より友人知人からも質問が多かったのです。それらのやりとりを記事にまとめてしまえば、これから購入する方も参考にできるし私たちもラクちんです。

そして気付いたことが一つ。個人輸入はできるかできないかではなく、やるかやらないかであること。つまり心理的な障壁だけだと感じたのです。一度その壁を超えると、人はどんどん先へと進んでいきます。すぐにセンチネラでも注文するようになり、次はトルフィリオのカルロス氏にもメールします。実際に私の友人の話です。

f:id:narrow-gauge-shop:20161130070719j:plain

 

個人輸入のススメ

私は特に若い方には積極的に海外通販を利用したほうが良いと思っています。グローバル化だのIT革命だの言ったら笑われるかもしれません。しかし実際に個人レベルでどこまでその意識が浸透しているでしょうか。私はまだまだではないかと思っています。

人にはそれぞれ趣味があったり、各々必要なモノがあります。海外を選択肢に入れると、特に英語圏を飛び越えれば格段に買えるものが増えてお得度も変わってくるのです。今はグーグル翻訳という素晴らしく便利なツールもあります。選択肢を小さな島国に限定するよりも、世界中に広げた方が便利だし楽しいに決まってます。

 

お金は国内で落とすべき?

個人輸入を勧めるなんてけしからん!といわれたことがあります。しかし私はその意図するところがわかるからこそ、今はまず意識の変化が必要だと考えています。これから個人がどんどん海外にモノを売ったり交渉する第一歩として、まずは心の壁を取っ払う必要があると思うのです。

一番手っ取り早い方法としては、若いチマヨファンの方にはまずは海外通販をして、次に現地へ行って欲しいと思っています。そのために少しでも参考になる情報を紹介していきたいと思っています。

どんなところでどんな人たちが織っている作品なのか、是非目で見て肌で感じて欲しいと思います。チマヨ織りを通じて意識を変えていく、これは私たちが通った道です。

f:id:narrow-gauge-shop:20161130070721j:plain

 

さいごに

まずはオルテガやセンチネラに関して私達の知っていることをお伝えします。しかしそれらはひとつのきっかけに過ぎません。実際にチマヨへ行く手順もご紹介します。そして、例えばシルバーアクセサリーや革ジャンなどのアメカジアイテム。私が最近凝っているレザークラフト用品やコンチョなどの材料の個人輸入についてもお話ししたいと思います。

既に利用されている方にとっては、なんだそんなことかと思われるかもしれません。でも単に知らないだけだったり、なんとなく食べず嫌いで見逃している方が、まだまだいるように思うのです。私たちはその先に少しだけ、ほんの少しですが別の希望を見ています。当ブログの記事が欲しいものを手に入れるための一助となればうれしく思います。